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2026.08.25
SDGs全般

令和8年度 埼玉県農山村バイオマス利活用推進研修会が開催されました。

本日、さいたま商工会議所会館にて開催された「令和8年度 埼玉県農山村バイオマス利活用推進研修会」(主催:埼玉県・埼玉県食品バイオマス資源循環推進研究協議会)に参加してきました。

今回の研修会のテーマは「『捨てる』から『生かす』へ バイオマスの利活用による環境負荷低減の実現」。中東情勢の影響による肥料価格の高騰を背景に、国内の未利用資源をいかに活用していくかが注目される中での開催となりました。

研修会プログラムと主な内容

講演Ⅰ:肥料をとりまく情勢と国内未利用資源の活用について 講師:一般財団法人肥料経済研究所 理事長 春日 健二 氏

世界的な原料価格の高騰やサプライチェーンの動向を踏まえ、肥料を取り巻く最新情勢と、国内の未利用資源をどのように肥料として活かしていくべきかについて、専門的な見地からお話しいただきました。

講演Ⅱ:食品残さなどの利活用による循環型農業の実践について

現場で食品残さや有機資源を活用し、成果を上げているお二人の実践者による講演です。

①「有機ごみから日本一いちごを目指す『ただかね農園』」 講師:株式会社TAKANO 代表取締役 髙野 宏昭 氏(秩父市) 令和7年度 埼玉・農のエコロジーアワード大賞 受賞

②「人にも地球にもやさしい笑顔が育つ農業を」 講師:いなぽこファーム 園主 稲田 敏 氏(川越市)

いずれも、有機ごみや食品残さを土づくりに活かしながら、環境にも人にもやさしい農業を実践されている貴重な事例で、大変学びの多い内容でした。

取組紹介:下水汚泥燃焼灰肥料「荒川クマムシくん1号」の取組状況について 説明:埼玉県下水道局 下水道事業課 管理運営担当主査 野村 篤朗 氏

下水処理の過程で発生する汚泥燃焼灰を肥料として活用する、埼玉県独自の資源循環の取り組みについて、進捗状況を交えたご紹介がありました。

会場の様子

参加者はリアル・オンライン合わせて約80数名。リアル会場では、株式会社アイルクリーンテック様、朝日アグリア株式会社様、株式会社サニタリーセンター様、大村商事株式会社の4社により、食品バイオマス由来の堆肥・肥料のサンプル配布が行われました。

参加して感じたこと(所感)

ニュースなどでも「肥料価格の高騰」や「日本の輸入肥料への依存度(自給率の低さ)」がたびたび話題になっています。実際、日本の肥料原料の多くは海外からの輸入に頼っているのが現状です。

その一方で、私たちの足元にはまだまだ活用しきれていない「未利用バイオマス資源」が数多く眠っています。

こうした状況だからこそ、これからの日本の肥料は、国内の未利用資源を活用した肥料に関心を持ち、必要以上にコストをかけずに、サステナブルな形で農業を続けていくことが大切だと改めて感じました。

地域の資源を地域で循環させていく、こうした素晴らしい取り組みを、今後も注目・応援していきたいと思います。

参考リンク

埼玉県農山村バイオマス利活用推進研修会を開催します!(埼玉県公式サイト):https://www.pref.saitama.lg.jp/a0907/baio/baiomass-kensyuukai/r7kennsyuukai.html