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2025.11.22
SDGs(有機物)

林業従事者による山林の伐出(ばっしゅつ)作業を見学しました。

大村商事株式会社は

特定非営利活動法人日本樹木リサイクル協会に加入しております。

https://www.jwra.or.jp/

 

今回は、一般の人がなかなか見ることができない「山林の作業」の一部を紹介したいと思います。
11月21日、林業従事者による山林の伐出(ばっしゅつ)作業を見学しました。

伐出作業とは、木を伐倒(ばっとう・切り倒すこと)した後、
その木を現場から運び出すことのようです。

長文かつ専門用語が多く、ご理解が難しいかもしれませんが、
その手順について説明したいと思います。


①作業道開設

山林における伐出作業の一番最初は、作業道づくりです。
舗装道路から先は、自らで重機が通れる道をつくらなければなりません。

チェーンソーを使った人力作業で行ったり、林業機械(重機)を使う場合もあります。

重機の中には、油圧ショベルの先端についた「ナタやチェーンソーが付いているツメ」
(フェラーバンチャザウルス)等があります。

参考URL:松本システムエンジニアリング株式会社

https://www.youtube.com/watch?v=gfohPD60GE0


 

②伐倒(ばっとう)

作業道が開設されたのち、作業員によるチェーンソーを使いながら伐倒
(伐採ともいいます)します。林業機械を使う場合もありますが、
現在でも、現場によっては人力で行うことも結構あります。

 

林業機械を使う場合もありますが、
現在でも、現場によっては人力で行うことも結構あります。

https://youtube.com/shorts/Nj1q4QJ1Sl0?feature=share

 

③集材(しゅうざい)

あちこちに倒れた木をユンボなどの重機を使って、山にしてまとめていきます。
また、作業道が無い場所では、タワーヤーダーという機械でワイヤーを使って運びます。

 

 

④造材(ぞうざい)

集材された長い木の枝を落とし、

一定の長さ(3m、4m等 樹木によって変わる)に切断(玉切り)します。
造材用の重機(ハーベスタ等)を使います。

 

⑤搬出

一定の長さになった木を、フォワーダー等というクローラー(キャラピラ)のついた
運搬トラックに乗せ、作業道を通り舗装道路があるところまで運び出します。

 

⑥貯木場(ちょぼくじょう)やリサイクル施設までの運搬

ここからは舗装道路になるので、樹木運搬専用のトラックで、
貯木場(ちょぼくじょう)やリサイクル施設まで運びます。
なお、林業従事者の人によっては、貯木場のことを土場(どば)ともいうそうです。

 

伐倒された樹木のうち、形や品質が良いものは主に建築用材として貯木場へ、
そうでないものはリサイクル施設等に運ばれます。

貯木場では、樹木の種類や品質に合わせて分別した後、
原木市場となり、競売(セリ)が行われ、建築業者、製材所、
家具メーカーなどが購入するそうです。

一方、建築用材に向かない樹木は、リサイクル施設にて破砕(はさい)され、
ウッドチップになります。また、薪などに活用されるケースもあります。

破砕されたウッドチップはバイオマス発電所に運ばれ、
乾燥されたのち、発電の燃料として活用されます。

以上、間違っている説明があるかもしれませんが、伐出作業のおおまかな流れです。